この記事は堆肥の必要性や堆肥作りに興味がある人に読んでもらいたいと思い書いてみました。
僕は今までに何パターンか堆肥を作ったことがあります。
今までは堆肥についての細かな知識を調べたりすることはなく、作り方ばかりを調べて作っていました。
それでも、堆肥は出来たのです。
僕は、何事もとりあえずやってみて、それが出来そうだったら掘り進めていくやり方をしているよ。
このことで、自分にも堆肥を作る事が出来ると言う事がわかったので、今度は堆肥についての勉強をしてみました。
これを知っていて使ったり作るのと、知らないで使ったり作るのでは大きく変わるのです。
今までの堆肥作りよりも品質を上げたり土作りの効率が上がる事が期待できます。
なので、今回は僕が調べてみた事の理解を深めるためにアウトプットしてみたので読んでみてください。
知識は大事だね。
僕が作ってきた堆肥
これまでに僕が作ってきた堆肥は3種類あります。
・雑草堆肥
・落ち葉堆肥
・生ゴミ堆肥
僕は小さな畑をやっています。
そこで、「雑草堆肥」と「落ち葉堆肥」を作っているのです。
あとは、自宅のベランダにて「生ゴミ堆肥」を作っています。
どちらもやってみたらそんなに大変な思いをしないで作る事が出来ました。
なので、本格的な知識を勉強する価値があると思ったので、勉強してみたのです。
今までは作り方を調べて作っていただけだったので、堆肥について深くは知らなかったのです・・・
今までゴミだった雑草で雑草堆肥を作ってみたよ 簡単に細かい事は気にしないでやった記録 | わがやのはなしブログ (wagayanohanashi.com)
僕の一斗缶の生ゴミたい肥作り方 みんなでCO2削減を考える。リメイク DIY SDGs | わがやのはなしブログ (wagayanohanashi.com)
堆肥を知る
そもそも、野菜作りには、なぜ堆肥が必要なのかをおさらいをしてみしました。
堆肥は肥料分を補うことも出来ます。
ですが、メインの役割は、炭素分を餌にしている土の中の微生物を増やして土壌改善をすることにあります。
この土の中の微生物が増えて活性化されると、野菜の根が張りやすいフカフカの土になってきます。
フカフカになった土は、適度な水分と肥料分がちょうどいい感じに保たれるのです。
野菜を作るための上質のベッドを作るイメージと表現している本もありました。
野菜の育つ土の環境を良くするんだね。
堆肥の効果
なぜ土に堆肥を撒くとフカフカな土に土壌改善をするのかを知る事が大事です。
堆肥には微生物がたくさんいて、活性化すると団粒構造の形成をしてくれます。
土に堆肥を混ぜると、微生物が堆肥などの有機物を餌にして、分泌した粘液が接着剤の役目をして土を団粒化していくのです。
そのことにより、団粒構造が出来て、通気性、保水性、排水性、栄養分の保持性が改善されてフカフカな土となってくれます。
人間が耕すだけでは出来ないことを堆肥の微生物がやってくれるんだね。
団粒構造とは
団粒構造とは、土の粒子が大小大きさの違う団粒化した塊になり、重なって構成されることです。
この塊を微生物が作ってくれて、バランスよく混ざっていると適度な隙間が出来、通気性、保水性、排水性、栄養分の保持性が改善されてフカフカな土となります。
団粒構造になっていない土は単粒構造といい、隙間がなく、通気性、排水性、がなく根が伸びにくく酸素不足になる環境の状態です。
単粒構造だと雨の後には、土はドロドロとして、乾くとカチカチに固まってしまいます。
ですが、団粒構造は隙間があるので、あまり影響を受けずにふかふかの土を保つことが出来るのです。
僕の借りている畑は単流構造だったんだね。
小さな畑の菜園 初心者の畑の土作り記録 やってきた事と改善後の変化 | わがやのはなしブログ (wagayanohanashi.com)
堆肥の必要性
堆肥の必要性がなんとなくわかってきましたね。
堆肥を土に取り入れる事は、微生物が土の状態を良くしてくれる効果があります。
野菜が快適に根を気持ちよく張っていけるように、土の環境を整えることが出来るのです。
微生物に働いてもらって人間には出来ないことをしてもらうんだね。
これまで、恥ずかしながら、肥料と堆肥は何が違うのかはっきり理解していなかった部分も大分わかってきました。
人の生活に例えると、肥料はご飯で、堆肥は環境づくりと言う事でエアコンの役目に近いのでしょうか。
今後はさらに、堆肥と肥料の使い分けもちゃんと考えてやっていってみたいです。
あと、堆肥にも種類があるので、ここも使い分けられると便利かと思っています。
野菜には気持ちよくいてもらいたいよね。
堆肥の種類
堆肥とは、雑草や枯葉や野菜くずや家畜のフンなどの有機物を、微生物に分解させて熟成されてできたものが堆肥です。
堆肥は大きく分けて2種類に分けられます。
・植物性堆肥
・動物性堆肥
植物性堆肥
僕が作っているような堆肥ですね。
雑草、落ち葉、生ゴミ等で作った堆肥で肥料成分は少なめなものの、炭素を多く含んでいます。
土壌改良効果が高くて土の通気性や保水性がよくなるのでフカフカの土ができるのです。
よく、ホームセンターで売っている「バーク堆肥」もこの種類ですね。
バーク堆肥は木の皮で出来た堆肥。
炭素を多く含んでいるから微生物が良く働いてくれそうだね。
動物性堆肥
牛などの家畜のフンを使って作った堆肥です。
動物性堆肥には、植物の三大栄養素のリン酸、カリウム、窒素といった栄養分が多く含まれています。
土壌改良の効果と肥料としての効果も期待できる堆肥です。
家畜の種類によって効果の個性が違います。
家畜によって食べている餌が違うから成分が変わるらしいよ。
・牛糞堆肥
牛は草等の繊維質の高いものを食べています。
なので、牛糞堆肥は土を柔らかくする効果があるのです。
さらに、多くの微生物を含んでいて、この微生物が有機物を分解します。
フカフカな土に土壌改善効果に期待できます。
肥料効果のある成分は、豚糞堆肥や鶏糞堆肥より少なく、時間をかけて分解するので、緩やかに長く効果を発揮。
・豚糞堆肥
豚は穀類や油かすなどの栄養分が高い飼料を食べています。
なので、鶏糞堆肥程ではないけれど、肥料分を比較的多く含みます。
牛糞堆肥と鶏糞堆肥の中間位の性能を期待できます。
・鶏糞堆肥
牛糞と違い、炭素ではなくてタンパク質が多く土壌改善の効果は薄い。
ですが、鶏は栄養の濃厚な餌を食べているので、肥料成分が多く化学肥料に近く即効性も高いです。
三大栄養素とカルシウムやマグネシウムも多く含んでいます。
動物性堆肥はうまく使い分けが出来たら面白そうだね。
堆肥の使い分け
堆肥でもこのような個性の違いがあって使い分けが必要ですね。
自分の畑の土には何が足りていないのかを見極めて、それに合ったものを選べるようになれば、効率的に土作りが出来るようになることがわかりました。
僕の畑の土は、団粒構造がしっかりできていない症状が当てはまっているので、植物性堆肥と、牛糞堆肥をもっと入れていこうかと考えています。
ちゃんと土を観察することが大事ですね。
まとめ
今回は堆肥について調べた事を僕なりにまとめてみました。
今までは、なんとなく
「土作りには堆肥を混ぜたらフカフカの土になるって聞いたからやってみよう。」
位の感覚で使っていたのです。
ですが、今回勉強してここにアウトプットをすることで理解が深まり、今後に生かせそうです。
知識が少ないうちに経験していると、勉強をした後と比較ができるのはいいね。
堆肥を混ぜる事で微生物が作ってくれる団粒構造の大切さがわかったので、自分の畑には何が足りていないのかがイメージできるようになってきました。
僕の畑には、団粒構造にはなってなく微生物が足りていないので、もっと植物性堆肥や牛糞堆肥を入れていくつもりです。
なので、雑草堆肥をもっと作っていかなければならない事がはっきりしました。
今度は、効率的に雑草堆肥のような植物性の堆肥を作れるように勉強が必要ですね。
皆さんも自分の畑やプランターの土を観察して、自分の土にあった堆肥を足してみてください。
勘違いしている所もあるかもしれませんけど、ご容赦お願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント