はじめに
この記事は、こどもがペットを飼いたいと言い出した時の一つの対策案を書いてみました。
この飼育案は、こどもが何かを飼いたいと言い出した時に使えます。
このやり方は、とりあえず家にある物で飼育ができ、飽きたら逃がす事ができるので、簡単にやめられるという大きなメリットがあるのです。
何も消費しないで経験ができるエコ飼育でもあるね。
飼いたい病にかかる
わがやの長女は魚が大好きです。
見るのも食べるのも大好きで、コロナが終わったら水族館に行きたいと毎日のように言っています。
そんな娘と、夏休みにホームセンターへ行きました。
ペットコーナーで魚を一緒に見ていたらキレイな魚がたくさんいたのです。
それをキラキラした目でみていた娘はいつのまにか飼いたい買いたい病にかかってしまいました。
とりあえずその時は、だましだまし帰ってきました。
僕自身もそんな経験をした思い出があります。
ですが、それからはずっとその事で頭がいっぱいになってしまい、思い出す度に
「お魚飼いたい。しっかり面倒みるから飼ってもいいでしょ?」
「いう事聞くから!お願い!勉強もそろばんもたくさんやるから!お願い!」
と、しつこく言ってくるのです。
みなさんも経験があると思います。
生き物は飼ってしまったらずっと続けなければなりません。
ですが、飼い始めてもこどもが飽きて結局親が面倒を見なければならなくなる…
よくあるパターンが目に見えているのです。
ですが、あまりにも言ってくるので仕方ないかと折れ掛けていました。
その時、畑の横の川にドジョウとヤマトヌマエビがいたのを思い出したのです。
川から持ってきたのなら飼えなくなっても逃がせばいいし、僕は小さいころにドジョウを飼っていたことがあり、ドジョウは飼育してもまず死なない事がわかっていました。
このお話はここから始まります。
こどもと接していると、自分がこどもの時のことを思い出したりしますよね。
ペットを飼うテスト生
夏休みの早朝、長女と畑に行きました。
その日は畑に行く道具とは別に、タモとバケツを持って出かけたのです。
畑での作業が終わってから、隣の小さな川を二人で覗いてみるとお目当てのドジョウが何匹か泳いでいました。
二人で川を覗きながら、僕が
「このドジョウを捕まえてしっかりお世話できたらお魚買ってあげるよ。」
と言ったら、娘が
「ほんとに?!やってみる!]
と、やる気になったのでドジョウ3匹とついでにとれたヤマトヌマエビ3匹を捕獲して連れて帰ってきたのです。
娘がちゃんと魚のお世話をできるか!? テストをする事にしました。
娘は嬉しそうにとてもやる気になっていたよ。
ドジョウの飼い方
僕が小さいころに飼っていたやり方でやってみました。
とても簡単でテストにはちょうどいいです。
基本的にたくさんの数がいなければ、バケツ等の入れ物に砂利を敷いて水をいれておくだけした。
エアーポンプも必要なく、バケツの水を週に一回、半分位の水量を替えるだけで大丈夫です。
あとは餌は何でもいいです。
専用の物もあるし米粒とかでもたぺます。
たくさんあげると水が汚れるので少しあげればいいです。
毎日あげなくても生きていきますが、今回は飼育できるかテスト中なので毎日少しだけあげるようにしました。
ドジョウはとても強いので初心者でも簡単に飼えていいね。
テストの課題
娘に出したテストの課題は
①毎日の餌やり朝一回
②水替えを週に1回僕とやる
です。
一番最初の飼育テストには簡単でとてもいいと思います。
他の魚だとこれだけでは生きていけないのかもしれません。
ですが、ドジョウは平気で生きています。
もし忘れている事があっても死んでしまう事はないので安心です。
娘は初日から餌やりを始めました。
こどもはみんなそうだと思いますが、最初は餌を何回もあげたがります。
これを我慢するのもテストのうちです。
水替えは小学一年生では一人では少し大変なので手伝いました。
ここは、娘から水替えやろうと言って来ればいい事とします。
このような事をテストの課題としてテスト期間が始まりました。
ちゃんとできるか楽しみですね。
テスト期間中
最初の一週間は喜んでちゃんとやっていたのです。
ですが、2週間目から飽きてきてしまったのか、喜んでやっていた餌やりも気持ちが変わってきたのが僕の目から見てもわかってきました。
「えさあげていい?」
といっていたのが、そんな事は聞かなくなってきて、こちらが
「えさあげたの?」と聞くと
「まだだっけ。」とか「今やろうと思ってたの。」
と、言うようになってきたのです。
水替えも2回目からは娘から言ってくる事はありませんでした。
一応3週目に入る時に
「このままじゃキレイなお魚飼えないよ。」
と、言ったら
「うん。やっぱりやめる。」
と、言い出しました。
簡単な事でも続けるのは大変だよね。
テスト終了
これにて、テスト期間は終了しました。
買ってきた魚だったら逃がすわけにもいかないのです。
ですがドジョウは畑の川にいたので逃がせます。
じゃあ、ドジョウは元いた川に返しましょうという事で、ドジョウに感謝しながら逃がして終わりました。
いい勉強になったと思います。
生き物を飼育するプチ体験が出来たよ。
まとめ
今回は、こどもがペット等を飼いたくなった時のお試し案を紹介しました。
自分がこどもの時もそうでしたが、魚以外もペットは見てると欲しくなるのはすごくわかります。
ですが、実際飼育してみると、最初は楽しいお世話も日が経つにつれ、面倒になってきてしまうのはよくあるのです。
娘も短い間でしたが、生き物を飼う時にお世話を継続する大変さが少しはわかったようです。
魚を見るのが好きなのと、飼育をするのが好きというのは違うという事が理解できたのはとてもいい事だと思います。
本当に飼いたがっていた熱帯魚ならやる気が違うのかもしれないですけどね・・・
生き物飼育は飼い始めたら、もし途中で嫌になってしまっても、なかなか後戻りはできませんよね。
今回は魚でしたが、こどもが飼いたい病にかかった時、飼育が簡単で飼育道具も家にあるもので済む、捕って逃がせるドジョウは後戻りのできる懐の広い最高の先生になってくれます。
衝動買い(飼い)する前に、是非やってみて下さい。
読んでいただきありがとうございました。
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