はじめに
今回の記事は、堆肥作りの時に使う米ぬかについて興味がある人に読んでもらいたいと思って書いてみました。
僕は、今までに何パターンか堆肥を作ったことがあります。
今までは堆肥についての細かな知識を調べたりすることはなく、作り方ばかりを調べて作っていました。
それでも、堆肥は出来たのです。
僕は、何事もとりあえずやってみて、それが出来そうだったら掘り進めていくやり方をしているよ。
このことで、自分にも堆肥を作る事が出来ると言う事がわかったので、今度は堆肥についての勉強をしてみました。
これを知っていて使ったり作るのと、知らないで使ったり作るのでは大きく変わるのです。
今までの堆肥作りよりも品質を上げたり土作りの効率が上がる事が期待できます。
なので、今回は僕が調べてみた事の理解を深めるためにアウトプットしてみたので読んでみてください。
知識は大事だね。
米ぬかを知ろうと思った
今回は米ぬかの事をしっかり知りたかったので勉強してみました。
今までは、ただ言われた通り堆肥を作る時に混ぜていたので、その理由を知るべきだと思ったのです。
米ぬかは漬物の「ぬか漬け」が誰もが知っているであろう代表的な使い方ですね。
僕も、ぬか床を分けてもらって所有しているよ。
米ぬかには他にもいろいろな使い方があって、家庭菜園での堆肥作りの時の材料として使ったりできます。
あと、僕が経験したことがあるのは「米ぬか酵素風呂」という米ぬかに体を漬けこむようなものもやったことがあります。
今回米ぬかについて調べてみた事は、畑での使い道のことです。
最近、堆肥を作る時によく使うようになってきたので、しっかり使い方や、使う理由を調べておいた方がいいと思い勉強してみました。
米ぬかとは
米ぬかは玄米を白米にする精米した時に出る粉です。
玄米を削ると白米になってその削れた部分が米ぬかと言う事ですね。
栄養について
この米ぬかには、米の栄養の80~90%も含まれていると言われています。
栄養の内容はこんな感じです。
窒素、タンパク質、食物繊維、リン、カリウム、鉄分、マグネシウム、ビタミン、ナイアシン、ヒィチン酸、等まだ他にもいろいろな栄養素が含まれているようです。
良く玄米は健康や美容にいいと聞きますよね。
玄米には白米より、皮やぬか層、胚芽、ビタミンやミネラル、食物繊維など、健康や美容の維持に必要な栄養素が豊富に含まれているとの事で、これを全部取った物が白米です。
そう思うと、わざわざ白米にして栄養を削って食べているのって凄く非合理的に思えてきてしまいました。
玄米食べようかなぁと思ってしまいました。
とにかく、米ぬかにはとても栄養が詰まっていてすごい粉なんですね。
それで、今回僕が知りたい米ぬかの事は野菜作りに使う時の事を調べています。
野菜作りに特に役に立つ三大栄養素の、窒素、リン酸、カリウムのバランスが良くて、いろいろな野菜に使える有機肥料になるとの事。
米ぬかと微生物の関係
僕は、堆肥作りのやり方を調べたり教えてもらった時に米ぬかを使う事を知りました。
なので、米ぬかを入れると発酵を促進させる効果がある事は知っていたのです。
理由は、米ぬかが犠牲物の餌となって微生物が増えるし、活性化するから発酵が進みます。
今回、この米ぬかの栄養素を知って、さらにそのイメージがはっきり出来ました。
米ぬかはこのように栄養が豊富だし、分解しやすいため、爆発的に土壌微生物が増えて、有機物を分解、発酵させて熟成させてくれるのです。
米ぬかは微生物の最高の餌となってくれるのです。
米ぬかが水に濡れると微生物が爆発的に増えるよ。
米ぬかの使い道
このように栄養が豊富で、微生物にもいい餌になってくれる米ぬかはいろいろな使い方が出来ます。
・堆肥作り
・ボカシ肥作り
こちらの記事に僕がやってきた堆肥作りが書いてあるので見てみてください。
堆肥の役目、必要性、種類、使い分けを理解して今後の野菜作りを効率的に進める事が出来そうです。 | わがやのはなしブログ (wagayanohanashi.com)
今までゴミだった雑草で雑草堆肥を作ってみたよ 簡単に細かい事は気にしないでやった記録 | わがやのはなしブログ (wagayanohanashi.com)
一斗缶のコンポストで堆肥を作りみんなでCO2削減を考える。リメイク DIY SDGs | わがやのはなしブログ (wagayanohanashi.com)
堆肥作り
堆肥作りでの使用は実際に経験しています。
雑草や落ち葉や生ゴミを堆肥にする時に、米ぬかを混ぜながら埋めたりしています。
しっかり発酵した時の熱も感じ取る経験もしたので、確かに米ぬかを混ぜると発酵するんだなというのはわかりました。
たくさんあった雑草も土状になっていたから、しっかり発酵分解していたよ。
ボカシ肥作り
これは、僕がやっている堆肥作りと何が違うのか、いまいちよく解っていませんでした。
僕が思っている堆肥との違いは、作る時の材料が違うと言う事です。
堆肥は微生物を増やして団粒構造を作ってもらい、フカフカの土を作る事が目的として使います。
ボカシ肥は肥料としての使い道を目的として使うのです。
なので、ボカシ肥を作るときには栄養のあるものを使って発酵させます。
例えば、材料にするのはナタネ粕やカキ殻や魚かすなど、栄養のある物がメイン。
これを発酵させる時に米ぬかを使って、発酵を促進させたり、栄養素を補う役目となってくれるのです。
僕のやっている生ゴミコンポストはボカシ肥になるのかもね。
米ぬかの使い方の注意点
米ぬかの栄養や役割や使い方がわかってきましたね。
このような、栄養も豊富で微生物も読んでくれて便利に使える米ぬかは、そのまま土に撒いても活躍してくれそうです。
ですが、生のまま米ぬかを土に混ぜてしまうのは良くありません。
・窒素飢餓が起こる。
・酸欠になる。
・害虫が集まる。
そのまま土に入れても活躍してくれそうに思っちゃうよね。
窒素飢餓になる。
米ぬかをそのまま土に使うと、米ぬかにに微生物が大量に集まって一気に分解が進みます。
その微生物による有機質の分解は、土壌の窒素を大量に使うので土中の窒素が不足してしまう状態になってしまうのです。
これを、「窒素飢餓」といい、作物に窒素が行き渡らなくなってしまいます。
窒素飢餓が起こると、野菜の育成不良の原因となってしまう事になるのです。
野菜がある所での急激な発酵は良くないんだね。
酸欠になる
米ぬかは水にぬれると発酵が爆発的に一気に進みます。
爆発的に発酵が進むことで熱とガス成分を発生させて、野菜に悪影響を与えてしまうのです。
それは、土の中で酸素が不足してしまい、酸欠となり根腐れをしてしまうおそれがあります。
濡れた米ぬかはテンション高すぎ!!野菜には危険!!
害虫が集まる
米ぬかにはゴキブリやハエやナメクジが寄ってきます。
栄養素が多いから想像はできますよね。
米ぬかの使用上の注意点
米ぬかをそのまま生で使う時には、このような悪影響があります。
なので、米ぬかの使い方はしっかり理解しておかないといけませんね。
とにかく、発酵中はテンション高すぎで野菜に近づけるのは危険なんだね!!
・野菜を育てている所には、そのままの生の米ぬかは使わない方がいい。
・しっかり発酵させてから使う。
と、言う事が大事なようです。
なので、野菜を育てていない別のスペースを確保して、発酵の過程をさせると言う事が必要ですね。
別の所で野菜にとって危険な発酵過程を終わらせて、安全な状態になってから土に入れれば、安心して使えます。
これが、堆肥やボカシ肥を作ってから畑に入れる事と繋がってきますね。
別の所でテンションが下がるまで待てば安心!!
米ぬかの入手の仕方
僕は、米農家さんからお米を譲ってもらっているので、その時に精米した時に出たものを使っています。
コイン精米機でもらってきたこともあったので、近くにあったら確認してみるといいですね。
もしこの入手方法が難しかったら、販売しているので購入してください。
まとめ
今回は、米ぬかについて調べてみました。
米ぬかにはいろいろな事に使えるくらい栄養素があって、とても優秀な材料だと言う事がわかりましたね。
僕の使い道は、主に畑での堆肥やボカシ肥を作る時に使う事です。
この時になぜ米ぬかを使っていたのかも理解できました。
発酵の促進剤として最高の材料となってくれていたのです。
また、栄養があって微生物も活発にしてくれる事がわかったので、直接土にまいてもいいかもしれないと思いました。
ですが、それは良くなくて、急激な発酵を野菜の近くでしてしまうのは野菜に有害となってしまいます。
なので、別の所で堆肥やボカシ肥を作るという事が大事なのがわかりました。
米ぬかをもっと有効に使って効率よく野菜作りをしていきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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