はじめに
前回の続きをやっていきます。
前回のメニューを理解できましたか?
まだ見ていない方はこちらをのぞいてみて下さい。
前回で3桁の見取り算に慣れてきたと思います。
今回は「日本商工会議所 日本珠算連盟の物は9,10級問題集」を使って練習していきましょう。
用意してください。
今回の問題集が出来るようになると、いよいよ試験を受けられます。
また、ここからは掛け算が出てきますので、九九を覚えておくのが必須になるので覚えておきましょう。
九九は2年生で覚えないといけない事だから覚えておいた方がいいよ。
みとり算
見取り算は前回の問題集ができるようになっていれば普通に出来てしまうと思います。
ここでは、特に教える事はないです。
少し数字が大きくなるくらいなので、繰り返し慣れるまで練習してみましょう。
掛け算
今回はここが少し大変です。
掛け算をやっていきましょう。
九九と見取り算ができればすぐに出来ちゃうよ。
九九は覚えておいて下さいね。
掛け算は何個かやり方があります。
とりあえず理解するまでは、一番わかり易いやり方の「かけられる数」と「かける数」の両方をそろばんに置くやり方で教えました。
このやり方の特徴は、式の数字を両方そろばんに置く手間がかかるのでスピードは落ちます。
ですが、一回数字を置いたらそろばんだけに集中できるというのがいい所です。
今はスピードはいらないからやり易さを重視したよ。
始めのうちは計算する桁が多くないので、このやり方でも余裕を持って試験の合格ラインに入れます。
慣れてくるまでこれで行きましょう。
級が上がるにつれ速さが求められるので、僕は慣れてきた頃の6級くらいから「かける数」を置かない「片落とし」に切り替えて教えていました。
片落としも、両落としも後からでも覚えられるよ。
例題
そろばんを用意してくださいね。
23X4というのをやってみましょう。
真ん中の定位点に23を置いて、左の黒い点の二個目の所に4を置きます。
そしたら、最初に23の一の位を見ると3なので、3の段の掛け算をします。
左側に置いた数字を確認して4なので、3x4を計算しましょう。
答えは12ですね。
この答えを3の横に置きます。
答えの置き方は定位点の計算する時に使った数字の横に置きます。
使った数字の一つ右が十の位となり、二つ右が一の位となります。
そしたら、3の段の計算が終わったので0にしましょう。
そしたら次は、なんの段の掛け算か確認すると、2の段ですね。
左に置いてあった数字も確認して4なので、2x4を計算しましょう。
答えは8ですね。
この答えを2の横に置きます。
この時、二つとなりが一の位なのでここに入れます。
そこには、さっき計算した答えの12があるので足してください。
そしたら、2の段の計算が終わったので2を0にしましょう。
答えが残っているので、そろばんを見てください。
92になっていますか?
この流れが掛け算の基本となります。
式に0がある場合
式に0がある例題をやってみましょう。
20x4をやってみましょう。
やる事は同じです。
真ん中の定位点に20を置いて、左の黒い点の二個目の所に3を置きます。
そしたら、最初に20の一の位を見ると0なので計算をしなくていいです。
ですが、0があった事は忘れないようにするのがポイントなので覚えて置いてください。
そしたら次は、なんの段の掛け算か確認すると、2の段ですね。
左に置いてあった数字も確認して4なので、2x4を計算しましょう。
答えは8ですね。
この答えを2の横に置きます。
この時、二つとなりが一の位なのでここに入れます。
そしたら、2の段の計算が終わったので2を0にしましょう。
答えが残っているので、そろばんを見てください。
80になっていますか?
最初にあった0を忘れないで書いて下さいね。
今回の10級の掛け算はこのやり方がわかっていれば出来ます。
ここでのポイント
・答えの置き方を間違えない事。
答えの置き方は、定位点に置いた数字の計算した数字がある所から、一つ右が十の位で二つ右が一の位となります。
・式に0がある時には書き忘れないようにする。
0がある事をうっかり忘れてしまう事があるので気を付けましょう。
やり方を覚えてから
やり方を覚えたら繰り返して練習するだけです。
問題をやらせて、丸を付けることをします。
この時、問題の中にわからない所があったら、考え込ませないで飛ばすようにしてください。
丸つけの時に一緒にしっかり考えて教えてあげた方が効率がいいです。
丸つけの時に苦手な所を気づいてあげられるよ。
問題が一通りできるようになってきたら時間を計って試験のつもりでやらせましょう。
合格ラインが見えてきたら試験の申込みをしてみてください。
練習の時間は、親子無理のないように予定を組んで続けてください。
僕の場合は、そろばん教室に通っているつもりで週に2回やらせるようにしていました。
珠算能力検定試験|日本珠算連盟 (shuzan.jp) ←合格ラインがわかるよ。
無理のないように出来るのが家で教えるメリットだね。
まとめ
今回は9~10級の問題をやってみました。
ここは、初めての試験を受けるための入り口です。
見取り算は、今までの事が出来ていればそのうち慣れてくると思います。
掛け算は、初めてやる事なので少しわかりにくいかもしれません。
ですが、やり方を理解できればすぐに出来るようになるので頑張ってみてくださいね。
では、次のステップでお待ちしています。
読んでいただきありがとうございました。
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