はじめに
そろばんを習わせたいけど、教室に行かせるのは時間的にも経済的にも悩んでしまう人に読んで頂きたいと思って書いてみました。
わがやのこども達はそろばんをやっていて、教室には通わずほぼ素人の僕が教えて、今長男は一級を練習しています。
僕が思うに、そろばんは基礎的な事だけ教えてあげれば、こどもは勝手に上達してしまうので教室に行かなくても大丈夫です。
僕が教室に行かなくても大丈夫というのは、めざす目的によっても考え方が変わってきます。
そろばんを始める理由として、本格的に段を狙う事までは考えている人は少なく、生活や学校の勉強のための計算慣れを目的にさせるという考えの方が多いと思うのです。
その目的だけなら家で教えれば十分だと確信しています。
もし、本格的な所を目指すのなら、そろばん教室に行く方がいいのかもしれないですね。
そろばんのプロを目指す人は聞いたことがないよね。
現在、3年生の夏に4級を合格した長男は4年生になりました。
現在、3級2級は問題をやらせてみたら割と出来そうだったので、飛び級で一級の練習をしていて後は時間を縮めるだけの段階にきています。
すでに僕では敵わない存在になってしまいましたし、出来る事は丸つけ位です。
最初は正直ここまでやるつもりはなく、計算慣れが目的なら3級位までができれば十分な気がします。
そろばんをやる目的を考えてね。
誰でも教えられる。
そろばんを教えている僕は小学校のころに2年位そろばん教室に通っていました。
ですが、もう25年くらい前の事です。
ほとんどそろばんを忘れていた初心者に近い僕でもここまで教えられているので、どなたでも出来ると思います。
教えているというよりも、基礎だけ教えれば勝手に育っていくのです。
土づくりと植え付けだけしっかりしたら、あとは勝手に育ってくれる野菜みたいだよ。
もし、家でやってみて教えられなかったとしても、その時はそろばん教室に通う選択をすればいいと思うのでお試しでも挑戦する価値はあります。
とりあえず家でやってみてから決めても遅くないよ。
家で教えると変な癖がつくと困るとか思うかもしれません。
ですが、目指すところがそろばんを極めるところに無く、計算慣れを目的とするのなら、そんな癖の少しくらい大して気にするところではない気がしませんか?
あと、意外と知られてない事ですが、教室に通ってなくても簡単な手続きで誰でもそろばんの試験を受ける事もできます。
試験を受けられる事でこどもも親もモチベーションがあがるし、貴重な試験という経験ができます。
小学生は試験を受ける機会は少ないからいいと思うよ。
家で教えるというメリットとデメリット
家で教えることは、メリット、デメリットがあります。
これは人それぞれ違う事があると思いますが、僕が感じている事を書いてみます。
メリット
・時間にしばられない。
・月謝がかからない。
・マンツーマンなのでしっかりと分かるまで教えてあげられる。
・そろばんをやることで、算数の計算に対する恩恵がかなり大きい。
・試験を受ける経験が出来る。
・教える親も勉強するので頭の体操になる。こどもと勉強して上達していくのも楽しい。
・競争相手。
・コスパがいい。
時間にしばられない。
教室に通っていると決まった曜日の決まった時間にいかなければなりません。
今の時代、共働きのお父さん、お母さんが多いと思います。
また、専業主婦の方も家事などこどもがいると時間に追われて大変です。
他の習い事と重なってしまう事もあり、通わせたいけど時間に悩んで行かせられないという事があるかと思います。
家で教える場合はその事を考えなくても都合のいい時間設定ができるのがいいですね。
学校の宿題もあったりするし、こども的にも時間に縛られないのはいいよね。
月謝がかからない。
教室に通っていると必ず月謝代がかかります。
家で教える事で毎月の月謝の固定費がおさえられていいです。
浮いたお金を他の事に回してください。
月謝は年間で計算したら結構大きいよね。
マンツーマンなのでしっかりと分かるまで教えてあげられる。
教えるのが自分のこどもだけなので付きっ切りで見てあげられて、苦手な所を見逃さないでしっかりわかるまで教えてあげられます。
苦手をそのままにして先に行くと伸び悩んでしまう事があると思いますので重要なメリットです。
親も一緒に勉強しているからわかりにくい所も共感してあげられて対策がしやすいよ。
そろばんをやることで、算数の計算に対する恩恵がかなり大きい。
わがやの息子が小学3年、娘は1年の頃です。
息子はそろばん4級を練習していた時、答えが100万の位の計算をしています。
娘は10級を練習していた頃、答えが100の位の計算をしていました。
学校での算数の授業でやる計算の桁より大きい桁に慣れてしまうので、計算に対しては得意意識がついています。
おかげで授業も楽しくできているようです。
学校の授業で、大きい桁が出てきても怖くないし楽しめているのはいい事だね。
僕がそろばんをやらせている目的はこのためだよ!
試験を受ける経験が出来る
小学生だとなかなか試験を受ける機会は無いですよね。
そろばんの試験を受ける事で、合格する喜びや、不合格の時の悔しさが学べます。
また、昇級して何回か試験をこなす事で試験に慣れる感覚が身につくのもいいとこです。
貴重な経験!!
教える親も勉強するので頭の体操になります。
教える親も勉強するので頭の体操になります。
こどもと勉強して上達していくのも楽しいです。
大人になってそろばんで計算をする機会など、教室の先生でもなければまずは無いと思います。
こどもと一緒に勉強して、親も脳の普段使ってない部分を使って活性化出来るというのはいい事ではないでしょうか。
こどもも親の勉強している姿を見ていい刺激になるかもしれないね。
競争相手
教室にいかないと競争相手がいないから環境的に心配な方もいると思います。
問題ないです。
親がなってください。
ゲーム感覚で勝負しながらできるので楽しく出来ます。
おおげさですが、子が親を超える時の成長も感じられるのもいい点。
教材のコスパがいいです。
そろばんと問題集とノートがあればできます。
場所も取らないのも良いとこです。
問題集も入門用とかあるようですが、最初の頃の問題は親がノートに書いて作ってあげれば大丈夫で、大した計算はないので簡単に作れますし、苦手なのを反復できます。
僕は、最初に買った問題集は10級の問題集を買いました。
ぼくのやり方では、その前の段階は問題集はいらないです。
教室に通うとしてもそろばんは買わないとだから、とりあえず買ってみて家で出来るか試してみるといいね。
デメリット
・教えるために親がしっかりと勉強して理解しておかなければならない。
・勉強する時間を作らないといけない。
・級が上がって来ると教えてあげられなくなるかもしれない。
教えるために親がしっかりと勉強して理解しておかなければならない。
しっかりと教えるためには親がしっかりと理解してないといけません。
わかりにくくてつまづいても、今はインターネットでわかりやすく解説してくれている方がたくさんいますので、何件か読んでいると理解できます。
つまづいた時は一人の人のやり方をマネするのではなく、何通りか見てみてください。
少しやる気になれば基礎的な事は割と簡単にマスター出来ます。
簿記検定とかと違って、そろばんの勉強はシンプルな事なのでそんなに大変じゃないよ。
勉強する時間を作らないといけない。
時間に縛られる事はないものの、勉強をしないと教えられないので勉強時間を作らないといけません。
やってみて自分の負担が厳しいようなら、そろばん教室に通わせる選択も視野に入れてみてください。
生活の時間割は人それぞれだから、余裕時間がなかったら無理をしないでね。
級が上がって来ると教えてあげられなくなるかもしれない。
これは、いつか来るかと思っています。
今の所問題なく教えているものの、どこまで出来るかはまだわかりません。
ですが、計算の苦手意識が無くなるのを目的とするのであって、そろばんを極めるわけではないと割り切って考えたら、それでいいと思います。
極めたくなったら教室に行けばいいのかもしれません。
ちなみに、ぼくの教え方で長男3年生は、今のところ4級を練習中で合格ラインに入ってきました。
4級だと100万の位の計算が出てくるくらいので、計算慣れが目標ならこの辺りでも十分な気がします。
何回も言うけど、そろばんをやる目的を考えよう。
追記 R4,6月
と、4級の頃は思っていました。
ですが、その後4級は合格して3,2級の問題集を練習をこなしてきてきました。
3,2級は試験を受けないで、最近は1級の練習をしている長男を見ていると、基礎がわかると勝手に上達していくのがわかります。
なので、ここは心配ないのかもしれません。
どうやってやる気を維持できるかを考える方が大変かもしれません。
基礎を固める事の強さをこどもに教えてもらったよ。
教え方の流れ
細かな事はまた書く予定ですが、ここでは教える流れを書いておきます。
そろばんのやり方は、検索すると基礎的な事をわかりやすく説明してくれている記事がたくさんあって参考になると思います。
僕の教え方も少しずつ書いて行くつもりだよ。
・各級の基本
・問題をこなしていく
・試験
各級の基本
各級での基本を教える事です。
各級ごとに大事な基本の所があるのでしっかり教えます。
時間をかけてしっかり教えるのはここだけだよ。
問題をこなしてく
基本がわかったら問題をこなしていきます。
慣れてきたら時間を計って合格ラインを目指し、合格ラインが確実に出来るようになってきたら試験の申込みをしてください。
この段階の親がやる事は丸つけをして、苦手な所を見つけてあげる位だよ。
試験
合格出来たら次の級に進み、また新しい級の基本からの流れになります。
試験の受け方
せっかくそろばんをやるのならそろばんの試験を受けてみたいと思うはずです。
教室に通ってないから受けられないと思っている方が多いですが、教室を通さずに誰でも簡単に申し込みが出来ます。
ちゃんとした日本珠算連盟という所の試験を受けられるのです。
誰でも一度は聞いたことがあると思いますが「商工会議所」で申し込みができます。
僕は個人事業主で商工会会員なので、たまたま送られてきた会員情報冊子みたいなのを見ていたら目に留まって知りました。
誰でも受けられるならそろばん教室に行かなくてもいいやと思ったのもこの時です。
会員でなくてもそろばん試験の申し込みができるので、興味のある方は「そろばん 商工会議所」で調べてみてください。
飛び級もできるから、その子に合わせた級を狙っていけるよ。
まとめ
何回もいいますが、そろばんを本格的に極めるのが目標でないのなら家で教えるのはとてもオススメです。
ある程度のレベルまでいってまだ先に行きたいようで壁にぶつかったら教室に行けばいいと思います。
こどもと一緒に勉強する事はお互いにメリットが多いし、いい思い出になるのではないでしょうか。
興味を持っていただけたら、僕が教えてるやり方の記事を書いていきますので覗いてみてください。
よろしくお願いします。
読んでくださりありがとうございました。
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