はじめに
この記事は、一斗缶の活用法に興味があり、DIYが好きな方の役に立てればと思って書いています。
今回は大きめの鍋で煮炊きできるストーブの事を書いてみました。
災害時等に大きめの鍋を使えるストーブのやり方を知っていると役に立つと思います。
一斗缶とは塗料や油等の入れ物でよく使われているブリキの四角い缶です。
18L缶とも言われています。
僕は仕事で塗料をたくさん使用するので一斗缶は廃材として常にあって、とても頑丈で加工もしやすくいろいろな使い方ができるのです。
要らなくなったら鉄素材なので、リサイクルに出しやすく気兼ねなく処分できるのもメリットとなります。
このような一斗缶はとても重宝しているのです。
一斗缶のほかに丸いオイル等の入れ物で見かける丸いペール缶もあります。
ですが、僕は四角い一斗缶の方が使いやすくて好きです。
理由は丸型より四角型の方が収納に無駄が無く積み重ねても安定するので好んで使っています。
今回はこの便利な一斗缶で作るストーブを紹介します。
積み重ねて効率よく収納できるってとてもいい所だよ。
一般18L缶(一斗缶) | 大日製罐株式会社 (dainichi-can.co.jp)
一斗缶の活躍の場 煮炊き編
今回は、一斗缶で薪を使って煮炊きをしたい時に僕が使っているやり方を書いてみます。
一斗缶を使ったストーブは「ロケットストーブ」や「TLUDストーブ」を作っているお話しをよく見かけますね。
実際に僕も何回も何個も作ってみたりしました。
使う頻度が多く、劣化も早いため毎年作っています。
と、いうのも毎年タケノコの季節になると大きな鍋で一気に煮る事があって、毎年どれが一番楽か試行錯誤しているのです。
また、僕の場合、火を使える所が家の近くになく、使えるところまで持ち運んで終わったら持って帰らないといけないので、持ち運びの事も考えなければなりません。
なので、劣化が早いから簡単に作り直せて、持ち運びが楽で片づけしやすいストーブを求めています。
これらの理由を考慮して、最近は今から書くこのやり方が一番楽な気がして落ち着いています。
持ち運びが楽に出来てちゃんと火力が出るストーブが僕の理想だよ。
最近使っているストーブ
一斗缶を二段に重ねて使います。
これが使う時の状態です。
この上に21Lの鍋を載せて使っているよ。
下は薪を入れる空間用です。
収納時は、薪の入口のパイプ、トング、鍋を置く台(五徳)、手袋、ライター、等入れておけます。
上は煙突です。
ホームセンターで買えるステンレスの煙突を上から下まで貫通させて固定しています。
中には、保温材として詰めているのは、パーミキュライトかパーライトです。
片づける時はこのように一斗缶2つのスペースで収まります。
こちらのよく見かけるこのタイプも使っていました。
火力はばっちりです。
ですが、僕の使い方だとなんか使いにくいと思いました。
理由は次の通りです。
・収納時、出っ張る部分があったり、高さが少し高いため片づけの収まりが良くないし、パーツを入れる一斗缶がもう一つ必要です。
・中がL字になっているので、片づける時燃え残りの薪や炭を片づけるのが大変です。確実に消すために水をかけたくても、パイプの隙間から漏水して保温材が濡れるからできません。
・使用頻度が多いと中のパイプが劣化して穴が空いたりします。
・作り直す時缶の中にパイプをL字に入れたり、パーツ数が多くて作るのがめんどくさいです。
・薪を入れるスペースが狭く、常に薪を足したり、気を使わないといけない。
と、こんな感じでした。
中がL字になっていると、不便な事が多いのです。
火力はいいけど持ち運びには不向きだったよ。
で、最初に紹介した二段のストーブが、僕にとって合理的でとてもいい感じでストレス無く使えます。
・収納は出っ張る所が無く一斗缶二つでキレイに収まります。
・火の片づけが楽です。薪を入れる所は一斗缶のバケツ状態なので、ひっくりかえすだけで余った炭を炭ツボに入れられて、最後に水を入れて確実に消せます。
・パイプの劣化はすると思いますが、今の所穴は空きません。
・作り直す時は作りがシンプルでパーツ数が少ないので、とても楽です。
・薪を入れるスペースが広く薪が沢山入るし、開始の時にTLUDストーブのように詰め込んで置く事も出来るので気づかいが少なくて済みます。
火力も遜色ないです。
持ち運びの収まりがいいし、使用後に冷ますのも楽だし、作り直しも楽だよ。
作り方
作り方を書いてみます。
シンプルで簡単です。
材料
一斗缶 2缶
一斗缶のフタ 1個
ステンレスの筒 1個
鍋を乗せる台(金属の程よい高さの物 アングル等)
下部 薪入れ空間
下部材料は
一斗缶1缶
フタ(なくても出来ます)
天板を切り落として、側面にステンレスの筒の大きさの穴を開けてフタの真ん中にも同じ大きさの穴を開けます。
天板は切り落とさなくても、中央にステンレスの筒の大きさ位の穴を開けてもいいです。
この場合、一斗缶のフタは必要なくなりますが、片づけの時にひっくり返す時、燃えカスがひっかかって出しにくくなります。
フタでやった方が片づけは楽だよ。
側面には薪を入れる穴を開けます。
差し込むパイプの太さの穴を開けましょう。
側面の穴に、煙突の筒を使いやすい長さに切って差し込みます。(上部の煙突の筒を切った余り部分を利用します。)
上部 煙突部
上部の材料は
一斗缶1個
煙突の筒 (一斗缶の高さより6cm位長めに切る)
保温材(パーライトやパーミキュライト等)
一斗缶の天板と底面の中央に煙突の筒の太さの穴を開けます。
ここに一斗缶の高さより6cm位長めに切った煙突の筒を通します。
筒を上、下、3cm位出るところで合わせたら、切り込みを入れて折り曲げていきます。
上下の折り曲げが完了すると固定されます。
そしたら、一斗缶の天板の角に切り込みを入れ、保温材を入れる入口を作って入れます。
少しずつ入れて、揺らしたりを繰り返して詰めていってください。
組立
下部の缶を水平を確認して設置します。
倒れないか不安な時な缶の中に石等を入れて重石をすると安定します。
そこに上部の煙突を載せて、鍋を置く台を置けば完成となります。
21Lの鍋を載せるとこんな感じです。
鍋いっぱいに水が入っていても、水平に気をつければ意外と安定しているので、倒れた事はありません。
片づけは最初に載せてある写真の感じで収まります。
このストーブのいい所
先程も書いてあり繰り返しになりますが、
・収納は出っ張る所が無く一斗缶二つでキレイに収まります。
・火の片づけが楽です。薪を入れる所は一斗缶のバケツ状態なので、ひっくりかえすだけで余った炭を炭ツボに入れられて、最後に水を入れて確実に消せます。
・パイプの劣化はすると思いますが、今の所穴は空きません。
・作り直す時は作りがシンプルでパーツ数が少ないので、とても楽です。
・薪を入れるスペースが広く薪が沢山入るし、開始の時にTLUDストーブのように詰め込んで置く事も出来るので気づかいが少なくて済みます。
と、言った感じです。
TLUDとして使い竹炭も作れる
このやり方で、下部の缶の作りを変えてあげればTLUDストーブとして使えて、竹炭を作れます。
別の缶を用意して、TLUDストーブの仕組みにするだけで出来るのです。
仕組みがわかる方は、説明なしで作れますね。
長くなりますので、また書いてみます。
まとめ
今回は一斗缶での煮炊き用ストーブの使用例を書いてみました。
何回も作ってきてその度にモヤモヤしてきたのです。
何回も作ってきてたどり着いたのが、今の所このやり方です。
まだ気が付かない改良点があるかもしれませんので、もっと良い新型を作り出せたらまた書いてみますね。
こんな感じで大きな鍋を使えたら、災害時等にもとても役に立つと思います。
読んで頂きありがとうございます。
一斗缶でローコストで簡単に作る便利アイテム。リメイク DIYを楽しもう / わがやのはなしブログ (wagayanohanashi.com)
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