今回はモルタルの外壁の塗装の事を知りたい方へSK弾性プレミアムフィラー+弾性プレミアムシリコンの仕様をやってみた感想を書いてみました。
とても作業性のいい仕様だと思います。
今回この仕様をやってみたかったのはSK弾性プレミアムフィラーを使ってみたかったからです。
この材料は建築物に使われる塗料メーカーで有名なSK化研から出されている下塗りの材料で主にモルタルの外壁に使用する塗料となっています。
モルタルに使用する塗料はいろいろありますが、今回のお宅にはこの材料を使ってみたその感想を書くので最後まで読んでみてください。
上塗りのプレミアムシリコンは使う事があるけど、この下塗りの材料は初めて使ってみたよ。
エスケープレミアムシリーズ – エスケー化研株式会社 (sk-kaken.co.jp)
今回塗装する外壁
今回塗装する外壁はモルタルにタマ吹き仕上げをしてある外壁です。
築40年を超えており、ひび割れがあって表面にはチョーキングの症状が見られました。
今回の工程は、高圧洗浄後にSK弾性プレミアムフィラーを塗装後に弾性プレミアムシリコンを2回塗りで仕上げる仕様です。
ちなみに、初めてやる仕様なのですが、こちらは親戚のお宅でこの仕様を試させてくれるとの事なので、こちらでさせてもらいました。
塗料は頻繁に新しい製品が開発されているよ。
普段、僕が主にモルタルにやる塗装の仕様は、微弾性塗料を塗装後に単層弾性シリコンを2回塗りというのがよくやっている仕様となっています。
この仕様は、昔からやっている仕様で、10年は余裕で持つ安心できる仕様です。
新しい仕様と今までの仕様の作業性や耐久性の違いがわかったらいいと思って試してみました。
まだ実績ない新しい製品を使うか、実績のある昔からの製品を使うかは、工事業者とお客様の考え方次第だね。
SK弾性プレミアムフィラーを選んだ理由
今回SK弾性プレミアムフィラーを選んだ理由は、使った事が無くて使ってみたかったからです。
今までやっていた仕様は、微弾性塗料を塗装後に単層弾性シリコンを2回塗りという、ドロドロした塗料を3回塗りして塗膜が厚めに着くというやり方でした。
今回の仕様は、SK弾性プレミアムフィラーを塗装後に弾性プレミアムシリコンを2回塗りというものです。
弾性プレミアムフィラーはドロドロしているものの、弾性プレミアムシリコンは名前に弾性とついていますがドロドロはしていなく、普通の水性の塗料のような質感です。
なので、ドロドロした塗料は一回しか塗らない仕様となります。
このことから考えると、今回試す仕様は、おそらく今までのやっていた仕様より仕上がりの塗膜は薄いと思うのです。
ですが、下塗りの弾性プレミアムフィラーがしっかりと弾性の塗膜を形成してくれて、上塗りに使う弾性プレミアムシリコンは単層弾性シリコンよりも期待耐用年数が長くなると材料屋さんから説明を受けて試してみる事にしました。
使用した感想
使用した感想を書いてみます。
耐候性に関しては年月が経たないと実感できないのでわかりません。
メリットに感じた事
・塗りやすく、水性なので扱いやすい。
・細かなひび割れは埋まってしまう。
・弾性なのでしっかり塗膜が伸びる。
・上塗りは単層弾性塗料と違いドロドロしたものではないので比較すると塗りやすいし養生も取りやすい。
このようなメリットがあると思います。
弾性プレミアムフィラーは思ったよりもドロドロしていなくて薄めない方がいいと思い無希釈で使用しました。
無希釈でも塗りやすいです。
水性塗料なので、気になる臭いもなく作業できます。
乾きも早いです。
水性塗料は嫌な臭いが少ないから、ご近所にもその点の気づかいが少なく済んでいいね。
長毛のローラーで厚みの付くように、塗料を置いてくるようなイメージで塗装していき、ひび割れも埋まりました。
弾性なので塗膜もしっかりと伸びるので安心しできます。
上塗りは、単層弾性の塗料に比べてサラサラなので塗りやすく作業性はいいです。
単層弾性の仕様より塗膜の厚みがない分、養生をとるのが楽でした。
作業性の面で新しい仕様の方が優れていると思います。
これで長持ちしてくれるならこの仕様はいい仕様だね。
デメリットに感じた事
・塗膜が物足りない気がした。
今回の仕様は単層弾性の仕様と比べて塗膜が物足りない気がしてクラックの所は不安だったので2回塗っておきました。
ですが、この塗料はこの塗膜量でも性能を発揮できるのかもしれません。
後は特に不安に思う事はなさそうです。
メーカーさんが研究して開発しているので新しい製品で大丈夫だと思うか、実績のある昔からの製品の方が安心かを選ぶか。
まとめ
今回は弾性プレミアムフィラー+弾性プレミアムシリコンの仕様を使ってみた事を書いてみました。
作業性はとても良くて良かったし、仕上がり感はどちらも変わらなくキレイな仕上がりです。
塗膜の厚みが、微弾性塗料+単層弾性より劣るのが気になった点ですが、この弾性プレミアムフィラーという塗料は今までの物より厚みが無くても耐久性があるのかもしれないですね。
これに関しては年数が経たないとわからないので残念ながら僕には何とも言えません。
比べた結果、作業性とメーカーの出している期待耐用年数を信じて選ぶなら、弾性プレミアムフィラー+弾性プレミアムシリコンの仕様で、作業性は劣るけど今までの実績がある方を信じて選ぶなら微弾性塗料+単層弾性の仕様という所でしょうか。
弾性プレミアムフィラー+弾性プレミアムシリコンの仕様が出てきて期待耐用年数が経ってないので、やはり何とも言えませんね。
とにかく、弾性プレミアムフィラー+弾性プレミアムシリコン仕様を試してみてわかったことは、繰り返しになりますが、作業性はこちらの方が良かったと言う事です。
同業の仲間とも議論してみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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