はじめに
この記事は、放置竹林に興味がある方に、初心者でも少しずつ整備を進めていける事を伝えられたらと思って書いてみました。
僕は、範囲は狭いけど自分の所有地でもない竹林の整備をしています。
竹林を整備、片付けというのは未経験の事で素人です。
大変な作業だけどやれる範囲で頑張っていて、楽しんでもいます。
僕が思うに、アウトドアが好きな人には相性がいい作業だと思うのです。
アウトドアが好きで体を動かすのも好き、自然の中も好き、片付けた達成感を喜べる方、タケノコ堀りに興味のある方には是非とも機会があったらやってみてほしいと思います。
この問題に少しでも役立てるように、
「こんな素人でもこの位は出来てますよ。」
というのを微力ながら発信していきたいです。
少しずつでも継続していれば片付いてくるよ。
放置竹林について
日本には放置された竹林がたくさんあり、放置竹林問題として取り上げられているのを耳にしたことがあるかと思います。
原因として、管理者の高齢化や、担い手がいないからそのままになっているそうです。
竹は繁殖力が強く成長も早いので、数年放置しただけでも荒れてしまうとのこと。
それに、竹の根は浅く地面の表層にしかはらない為、地滑りを起こしやすい山にしてしまい、放っておくと大変危険。
最近は土砂災害が多いから怖いですね。
放置竹林のことを僕も聞いたことがありましたが、実際目の当たりにし、自分がやってみると確かに大変な作業です。
高齢になるとやりきれないし、担い手も興味が無いととてもやらないなと思いました。
放置竹林を片付ける
僕がやっている整備の手順を書いてみます。
初心者なので、まだやり方が上手くないところが多々あると思います。
ですが、それでも少しずつ片付いてきているのです。
やっていけばもっと効率よく出来るようになると思って続けていきたいと思っています。
やっていくと要領がわかってくるよ。
草刈りをする
入り口が雑草だらけだったので草刈りをします。
歩くのに邪魔になって作業がしにくいですからね。
倒れた竹の撤去
放置竹林の整備で最初にやった事は枯れて倒れた竹の撤去です。
茶色く枯れた竹が折れてあちこちに倒れていて、これを引っ張り出して2mくらいに切ってまとめておきます。
この時置く場所をなん箇所か決めておくといいです。
横に倒れている物だけでなく、竹に寄りかかかっている物もたくさんあります。
これを撤去するときは、倒れてくる危険があるので十分注意してやりました。
慣れなくて怖いうちはロープで誘導したりすると安全です。
やってると倒れ方がわかってくるので、怖がらず作業が出来るようになってきます。
倒した竹の上の方には枝がたくさんあり、これが束ねる時にとても邪魔。
なので、ノコギリで切り離します。
これが結構めんどくさいです。
この枝を切り離す作業は、目に入らないように気を付けて下さい。
この作業をするだけでかなりスッキリします。
密集している竹を間引く
僕は、10月終わり頃から始めます。
理由は蚊が居なくなってきた頃がいいという考えからでした。
調べているうちに、ちょうどその時期にやる事が管理の仕方的にも正解だったようです。
蚊のいる時期の竹林はとても作業していられないよ・・・
黄色っぽくなってきている古い竹を優先して切っていきました。
僕はだいたい根本から切っちゃいます。
その方が歩くのが楽で作業が安全にできるのです。
根本から切りにくい場所に生えている事もあるので、場所によって1m位残しで切ることもあります。
この時倒れてくるのが怖い時はロープで誘導するか、倒れないように密着してる周りの竹に縛ってやったりしました。
そうやると一人でやっても安全です。
倒した竹は安全な状態にしてしばらく放置しておきます。
葉っぱが生き生きとしているより、後日、枯れてきてからの方が軽くなり片付けしやすいです。
こんな感じでぼちぼちやっています。
今ではこどもを連れて来ても安全なスペースが広がってきました。
他の友達家族も来たりして楽しんでいます。
とにかくケガが無いように、焦らずにゆっくりやって、継続していければいいよね。
撤去した竹を薪にしておく
ここからはこどもでもできる作業です。
撤去して束ねておいた竹を使って薪をつくります。
2mくらいで置いてあった竹を30cmくらいずつに切るのですが、これは小学3年生の子に教えたらできました。
その切った竹を割ります。
わがやでは薪を割る用のファイヤーサイド キンドリングクラッカーを持っていたので、この道具を使うのですが、これは小学1年生の女の子でもできるのです。
このキンドリングクラッカーは安全に薪を割る道具で、簡単に楽しく割ることができます。
この薪はタケノコの時期のためと、キャンプやバーベキューの時に使う用です。
なぜタケノコの時期に使うかというと、獲れたタケノコを茹でて、あく抜きをする時に使っています。
タケノコはすごい量が獲れるので、家のコンロで使える鍋ではやりきれません。
そこで大きな鍋で一気に出来るように焚火でやっていて、その時にこの薪を使うのです。
燃やせば片付くし、燃料にもなってくれるし、かなり合理的だとおもいます。
タケノコを誰かにあげる時、あく抜きまで終わった状態で渡してあげるとすごく喜んでもらえますよ。
あと、この薪で同時に竹炭を作る事も出来ます。
竹炭はハイクオリティな物は出来なかったですが、一応できましたよ。
タケノコの下処理が終わっているものをプレゼントすると喜ばれるよ。
一斗缶で作るストーブ。使い道は大きな鍋用なので災害時も便利。ロケット TLUDストーブ | わがやのはなしブログ (wagayanohanashi.com)
これからやりたい事
・継続する事、もっときれいにしたい。
・竹を有効活用できる事を見つけたい。
・竹で竹林に簡単な小屋を作ってみたい。
竹林整備で用意する物
整備に行く時に用意していっている物を書きます。
僕は、本格的な道具は持っていないですが、竹は切りやすいので何とかなるものです。
とにかく、初心者なのでケガの無いように出来る装備を心がけています。
服装
・長袖、長ズボン、ヘルメット、手袋、長靴(地下足袋)保護メガネ
ケガ防止、虫よけの為出来るだけ肌がでてない格好にしてください。
竹が倒れてくる恐れがあるのでヘルメットをかぶった方がいいです。。
履物ですが、長靴は土が入りにくくストレスなく作業が出来て、地下足袋だと、さらにすべりやすい所などで踏ん張りがきいていいと思います。
枝が跳ねて危ないので保護メガネをしてください。
持ち物 道具
・水筒 食料
作業時間に応じて必要な量
・竹を切る道具
竹を切るノコギリ 竹は手で引くノコギリでも割と簡単に切れます。
チェーンソーがあると楽との事ですが、僕はまだ使ったことがないです。
手引きのノコギリかバッテリー式のレシプロソーを使っています。
・ロープ、紐等
色々な場面で使えて、竹を倒す時や竹を束ねたりに使ったりします。
・防虫対策
蚊取り線香(火に気を付けてください) 虫よけスプレー等
まとめ
問題になっている放置竹林です。
管理の作業は確かに大変だと思います。
ですが、アウトドアが好きな方なら楽しく管理が出来るかもしれません。
素人の僕でもなんとか出来ています。
なので、完璧を目指さなければ誰でもできると思うのです。
是非とも興味を持たれた方には、機会があればやってみてもらいたいと思います。
自然の中での作業できれいになってくると気持ちがいいですよ。
ただ、自然の中の作業で危険もあります。
自己責任でケガには十分気を付けてやってみてください。
放置竹林の管理者募集とかしたら、やり手はいるかもしれないので、もっと積極的に地主さんとかから発信できる手はないものですかね。
読んでいただきありがとうございます。
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